日記2022/06/01

先日大阪に行った際色々な人にうどんに乗せる具は何が好きかと聞いて回ったところ、タクシーの運転手さんから、ワシはキツネやなぁ!お出汁がしゅんと染みて旨いんやぁ!と、店によって味付けが違うと、刻みは邪道だと、力説されてその時はよくわからなかった。

東京に戻ってきて、立ち食い蕎麦屋や家で何食おうか考える時にその声が呼び起こされて、きつねを頼んだり家で煮る。

確かに味付けはとても難しく自作の返しと出汁で煮ると甘味がなくて全然ダメ、醤油味になってしまう。油揚げも、煮て旨いやつと焼いて旨いやつ二種類あることを知った。煮て旨いのはスカスカめのやつが出汁が染みて旨い。

影響されて帰ってきて、最初に食べたきつねが真っ黒なきつねの蕎麦だった。

 

会社の関西出身の人にその話をして、あなたは何を乗せるかと聞いたところ、乗せないと、うどんはうどんで出汁と青ネギが乗って完成だと、乗せ物にこだわるのは蕎麦とかいう不味い、貧相な土地の食い物を食ってる人の文化であり、うどんは乗せものなんて要らないと言われて、確かにそうなんだよなと思った。

しかし、関西のうどんはめちゃくちゃ旨いのは知っているのだが、私はしょっぱくて単調な安いかけ蕎麦が身に染みてるなと思った。

浅草橋のひさごのきつねそばに玉子です。

 

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